去る2012年3月20日。
東京は新木場のスタジオコーストにて60回目のFREE THROWが催された。
ご存知の方もいるやもだが、本来ならば1年前の2011年3月13日に50回目の節目として催されるはずだった。
しかし開催2日前の3月11日。誰の記憶からもぬぐい去れない東日本大震災。
新木場は埋め立て地。余震の恐れや、地盤への不安からスタジオコーストでのFREE THROW #50は中止の決断を余儀無くされた。
FREE THROWのDJ3人やスタッフ、ステージに立つのを楽しみにしていた主演者達、そしてスタジオコーストでのFREE THROWを楽しみにしていたお客さん達にとって、悪夢のような出来事だったと思う。もちろん俺にとっても。
詳しくはFREE THROW BLOGのタイラ君のブログを読んでもらえると、彼らのこの1年間の事がよく分かると思うが、FREE THROWは大舞台の中止にも心折れる事無く、1年後のリベンジへ向けてすぐに動き出した。
下記がFREE THROW #60に寄せるタイラ君の思い。
http://blog.livedoor.jp/freethroww/archives/65642981.html
そして2012年3月20日。火曜日。春分の日。快晴。
1年越しのFREE THROW スタジオコースト公演が実現した。
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今回のFREE THROW #60もフライヤー等のビジュアル面は全てシュワルツデザインが担当させてもらった。俺にとっても1年越しのリベンジ。
1年前のデザインをブラッシュアップし直し、メインロゴを新たにデザインし、色はリベンジという意味を込めて1年前のカラーリングを踏襲した。
designed by SCHWARZ-DESIGN
蛇足だが、このフライヤーはオモテ面ももちろん心血を注いでデザインしたが、正直ウラ面のデザイン・レイアウトの方が苦労した。サイズや縦横比率が全く違う十数点のアー写を不自然にならないようにトリミング、サイズや解像度調整、配置。デザインこぼれ話。人知れぬ苦労。
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開催当日はホントにもう徹頭徹尾『楽しい』の言葉しか出てこないぐらい素敵な1日だった。
出演バンド・DJも友達ばかりだし、ハコも東京で1・2を争うぐらい好きなスタジオコースト。
関係者やお客さんも普段から見知った顔ばかりで、常に誰かと乾杯してた。最高に楽しいパーティー。
メインフロアとDJブース、バースペース、楽屋を行ったり来たりしながら殆どのバンドをチラチラと観たが、特に印象深かったのはrega、QUATTRO、カディオさん、LITE、avengers in sci-fi、the chef cooks me、the telephones。DJブースのDorianやMOROHAのライブもスゲー良かった。HALFBYとHandsomeboy森野さんもさすがの一言。
もちろん上述以外のバンドも素晴らしいパフォーマンスだった。
打ち上げもわざわざ新木場から新宿歌舞伎町に移動して、フリスロのサンクチュアリ『アルプス』で。朝まで真面目な話、音楽の話、オゲレツな話で盛り上がる。
今の自分とシュワルツデザインがあるのはFREE THROWのおかげと言っても全く過言では無い。
それくらいお世話になっているパーティー。お世話になっている大好きな3人と大好きなスタッフちゃん達。
デザイナーとして、このパーティーに僅かながら力添え出来た事を本当に光栄に思います。
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あ、今回のコースト用のグッズと、コーストまでに全国を回った際のツアーグッズが若干余っていて通販可能なようなので、あの感動をもう一度という方も、残念ながら今回は行けなかった方もFREE THROWのWEBにてチェックしていただけると幸いです。
タイチ君(ex.RiddimSaunter)デザインのTシャツ以外はウチのデザインです。
[FREE THROW OFFICIAL WEB SITE]
デザイナー的にオススメはA2サイズのポスター…と言いたいところだけど、ポスターは通販して無いみたい。
FREE THROWのパーティーに行けばおそらく購入可能だと思うので、ぜひ貴女の部屋にトイレに寝室に。
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この日の事はここじゃ語り尽くせないほど、楽しい事が色々あったけど、ともあれFREE THROWの3人。出演者の皆様。スタッフのみんな。本当にお疲れ様でした。
そしてFREE THROW、今後とも宜しくお願い致します。
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余談。
高校生の頃に描いていた夢のひとつに『大きなイベントでスタッフパスをぶら下げてデカい顔をして歩く』というものがあるのだが、今回のFREE THROWでそれが叶った気がした。
高校生の時分はまさかそのスタッフパス自体を自分がデザインするとは思わなかったけど。
と、いう訳で自分にもお疲れさんでした、を。
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