2012年6月27日水曜日

サイキンのシゴトのハナシ。



おばんです。相変わらずデザイナーと帽子屋さんの二足草蛙のシュワルツです。

さぞ多忙だろうと思われる方もいるやもですが、意外とのんびりやってます。

来月からは三足草蛙になる予定なので、今月はのんびりしたいっす。

出来れば来月ものんびりしたいっす。



さて今回は最近手掛けた音楽関係の仕事の話をかいつまんで幾つか紹介。

もちろん音楽関係以外の仕事もポロポロとやらせていただいてるが、当ブログの読者様方のニーズに答えるべく音楽ネタをメインに、重いペンを持ち上げ6月ラストスパート更新。




まずは毎月恒例のFREE THROWのフライヤー。

今回のゲストライブは、漫画家・うすた京介先生もお気に入りのオワリカラ。

普段FREE THROWのフライヤーではあまり使わない色味でデザインしたので評価に不安はあったが、タイラ君が『お気に入り。』と評してくれたので胸を撫で下ろしている。

タイラ君は毎月のフライヤーデザインを送っても基本的にデザインに対する感想を言わないヒトなので、お褒めの言葉をいただけると嬉しい。

そんなFREE THROW #63は7月13日(金)に新代田FEVERにて開催。
おヒマな方はぜひ踊りに、呑みに、そして珍しく起きてる神さんの御姿を拝みにいらして下さいな。
おヒマじゃない方は頑張ってヒマを作って遊びに来て下さい。


























最近ツイッター上やライブハウス各所等で『エロフェス』という名前を耳にするヒトは多いと思う。

正式名称『ETERNAL ROCK CITY. 2012』。通称『エロフェス』。

もう正式名称もエロフェスでいいんじゃないかな。


エロフェスとは、若きイベントオーガナイザー・ツジユウヤ君の主催する、新宿歌舞伎町の7箇所のライブハウス・クラブを占拠して開催する歌舞伎町というゴアな地域に密着した都市型フェス。
出演者が超多数。ラインナップも超豪華。ツジ君は超変態。

そんな今年で3回目になるエロフェスのロゴデザインをさせていただいた。
























東京のド真ん中で行われるイベントってコトで、少しアーバンテイストなデザインにしようとも思ったが、主催者ツジ君たっての希望で野外フェス感のあるデザインに。

この規模のフェスのロゴをデザインさせていただけるのは光栄の極み。
ツジ君ご指名ありがとー。オーガナイズ大変そうだけど頑張ってね。




さてここからは最近ウチが手掛けた名刺を幾つか紹介。

テメエで言うのもアレですが、ウチは名刺のデザインには定評があるんす。


まずはex.ミドリ、現在はフリーランスの鍵盤奏者として様々なアーティストのサポートや楽曲提供、プロデュースを行っているハジメタル君の名刺。
























鍵盤奏者ってコトでシンプルに鍵盤をモチーフにしたシンプル&スマートなデザイン。

ハジメ君曰く、渡した相手からもなかなか好評との事で嬉しい。


パンチの効いた鍵盤・楽曲をお探しの音楽関係者様はぜひハジメタル君にご連絡を。

いちおうボカシは入れたけど電話番号・住所バレしたらごめんねーハジメ君。




続いては、ライブカメラマンの巨匠・橋本塁氏の初代アシスタントで、現在はフリーランスで活躍するカメラマン、鈴木公平の名刺。

公平とは5~6年ほど前にLITEの井澤に紹介してもらって以来、なんだかんだ現場で会ったり呑みに行ったりと付かず離れずな関係の友人。

彼は数年間、某ファッション系の出版社で社内カメラマンとして修行を積んだだけあって、ここ最近の写真が素晴らしく良い。

師匠直伝のライブ写真から、アパレルブランド(SILAS等)のカタログなど、幅広いフィールドで活躍する公平。
フットワークの軽い良いカメラマンを探してる業界関係者の方にはオススメの逸材です。

名刺のデザインはと言うと、そりゃあもうオシャレにオシャレを重ねたオシャレなデザイン。
公平の名刺を受け取る機会のある方はそのオシャレっぷりをご刮目下さい。


























次いでの名刺は、元PILLS EMPIREのギタリスト→ベーシスト。からの現在はフリーのギタリスト&ウェブデザイナーとして活躍する日江井風人(ヒエイカザト)氏の名刺。

カザトともPILLS EMPIREの前身バンドB.B.LIMITEDからの仲なので、随分と長い付き合いになるなあ。

名刺のデザイン、オモテ面は名前・連絡先等の文字情報メインのシンプルなデザイン。
ウラ面はカザト本人のリクエストにより、自身のアー写をフィーチャーした大胆なデザインに。
























ギタリスト・ウェブデザイナーと多才なスキルを持ったカザト。
サポートギターを探しているバンドや、イケてるウェブサイトを作りたい方は www.kazato-hiei.net まで。




最後は不肖あたくしの名刺をば。

と言っても自分の名刺なので特筆すべき点は特に無いなあ…。
自分の名刺なので、誰に気兼ねする事も無く趣味丸出しでデザインした。
デザイナーらしいと概ね好評。

グラフィックデザインが生業ってコトで、それなりに考え抜いたデザイン。そりゃそうか。

自分で言うのも憚られますが、ウラ面がオシャレよねー。


























名刺のデザインは楽しいし、名刺のデザインのオーダーをいただくと嬉しい。
クライアントの性格・職種・特徴を捉え、手のひらサイズの中にクライアントのパーソナルを落とし込む。

そしてクライアントの顔とも言える名刺。デザインに対する責任も軽くは無い。
一見シンプルに見える小さな名刺にもデザイナーのこだわりとクライアントに対する責任とリスペクトが大きく詰まっている。


ちなみにウチは名刺のデザインは比較的安価で受けてます。

なので、フリーランスのカメラマンやウェブデザイナー、DJ等以外にもバンドやイベントの名刺、夜遊びのナンパ用の名刺。見積もり等お気軽にご連絡下さい。
インクジェットプリントで印刷した名刺では満足できない方、諸々相談乗りまっせー。



っちゅー画像多め&最後に露骨な宣伝を交えた今回のブログは如何だったでしょうか。

気が向けば今月中にもう1回ぐらい更新…出来たらいいな。

毎度の長々とした駄文。お付き合いいただきありがとうございました。かしこ。


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2012年6月7日木曜日

SCH_ARCHIVES_01



手前の話で恐縮ですが、俺は昔から人前やオモテ舞台に立つのが大嫌い。というか苦手。

しかし最近は自社ビルを建てる為にツイッターやブログ等で自分自身やシュワルツデザインの存在をオープンにしている。セルアウトってやつだ。

故に、あたくし高田真二個人やシュワルツデザインの存在を最近知った方も多いと思う。と言うかこのブログを読んでいるヒトの殆どはそうだろう。


が、実はシュワルツデザインは約10年程前から秘密裏に存在し、その頃からバンドのTシャツやフライヤー等のデザインを手掛けている。もちろん音楽関係以外のデザイン仕事もね。


と言う訳で、今現在ほど知名度を上げる前に作ったデザインを紹介する連載を始める事にした。まあ今でも大した知名度じゃ無いけど。


SCH_ARCHIVES (シュワルツデザインアーカイブス)。


MY FAVORITE THINGSに続き2本目の連載モノ。売れっ子だ。ただ何処からもギャラは発生しない。スポンサー付かないかなー。

しかも昔のデザインはおしなべて今現在のデザインよりも拙い場合も多い。今よりも経験・キャリアが少ない時代なので当たり前と言えば当たり前。
自傷行為同然で、自分の恥部を晒すような気分で非常に恥ずかしいが、昔のデザインとは言えその時は100%の心血を注いで作ったデザイン。
全てのデザインに対して愛着も愛情も誇りもある。

なのでこのまま陽の目を見ずに忘れられていくよりも、恥ずかしながらも当連載SCH_ARCHIVESで紹介していこうと思う。

また、グラフィックデザイナーを目指している若人がこのブログを読んで些かの希望を持ってもらえれば嬉しい。




さて記念すべき第1回のネタは何にしよう。

いきなりデザイナーを志した初期のデザインを晒すのはさすがに恥ずかしいので、まあ最近っちゃあ最近。昔っちゃあ昔って事で今から(たしか)約5年前、(たぶん)2007年頃に作ったthe telephonesのTシャツを紹介。


いまでこそ音楽シーンの第一線で活躍する彼らも(だいたい)5年前は今ほどの人気は無かったが、この頃ぐらいから徐々に知名度・人気も出始めた。
そこにあざとく目を付けたのがシュワルツデザイン。

Tシャツのデザインを制作・プレゼンし、メンバーにも気に入ってもらえ商品化。

それがこのTシャツ。
























現在、俺の手元にあるのはブルーのみだが、他にもブラックとライムグリーンの計3色展開で販売した。うん。結構売れた。
追加発注をした記憶があるので100枚~200枚ぐらい作ったのかなあ。

the telephonesの物販、Tシャツなんかは今でこそ何百枚、何千枚、もしかしたらそれ以上の枚数を売り上げていると思うが、当時は事務所にも所属していない売れ始めの駆け出しバンド(メンバー各位…失礼)だったが、the telephonesもウチも割と(手のひらを上に向け、人差し指と親指で輪を作りながら)コッチが潤ったような記憶がある。

今でもごく稀にthe telephonesのライブ会場でこのTシャツを着ているお客さんを見る。
やっぱり嬉しいもんです。(1度フリマで売られているのを見た時は少し悲しかった)


ちなみにこのデザイン、音楽やギターにある程度のリテラシーがある方ならお気付きやもだが、エピフォンというギターメーカーのロゴをパク…いや、オマージュしたデザイン。

シュワルツデザインが『普遍性』にプライオリティを置く姿勢はこの頃から変わっていない。
自画自賛するのは憚られるが、5年経ったいま見ても、我ながら良いロゴデザインだと思っている。まあパク…オマージュだけど。


正直、叶うものなら再販したいのだが、いまのthe telephonesのバンドの規模を考えたら難しいだろうなあ。

なので、もしお手元にこのTシャツを持っている方がいたら是非大事にしてやって欲しい。




という第1回目のSCH_ARCHIVES、如何でしたでしょうか。

この連載に需要があるか否かは全く分からんが、自分の尻を蹴っ飛ばす為にもしばらく続けてみようと思っております。
興味無い方もいると思うが、そこは何卒大目に見てやっておくれやす。

これまた好評なのか不評なのか分からないMY FAVORITE THINGSと共に不定期に更新していこうと思うので、今後ともひとつよしなに。


最後に。

友人でもあるthe telephonesの4人と一緒にTシャツが作れて嬉しかった。

そしてthe telephonesと一緒に作ったTシャツがお客さんに受け入れられて嬉しかった。

前述したが、もちろん今まで手掛けたデザインは全て愛着も愛情も誇りもある。

それでも、このTシャツはシュワルツデザインにとって大切な1枚だと思っている。

故に当連載を始めるにあたり第1回目に選ばせていただいた。

(概ね)5年越しの御礼になってしまったが石毛、ノブ、涼ちゃん…あと…あ、誠治。ありがとね。


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2012年6月1日金曜日

夜遊びしようぜ


まさかの2日連続更新。

ヤバくね?  ブロぐね?

人間やれば出来るもんだ。



今回は昨夜(5/30)の話。

ただの夜遊びレポートなのでテキトーに読んでつかぁさいな。




19時。the telephonesの涼平ちゃんに野暮用があり、赤羽駅で待ち合わせ。

すると何故か9mm和彦も一緒に来たので、赤羽の立ち飲み屋の名店『いこい』のテラス(と言う名の外)で乾杯。
涼ちゃんは立ち飲み屋が初体験らしく、雰囲気と安さにひたすら興奮していた。
連れて行った甲斐があった。

3人で瓶ビール(大)を6本ほど空け、軽く肴をつまんで(いちいち美味い)お会計3,000円チョイ。
和彦さんご馳走様でした。


ちょいとした用事があり、1度帰宅。


家に帰り、諸々を済ませて再び『いこい』に向かう。

すると途中のコンビニに見覚えのある褐色のイケメンが。
何故か偶然にQUATTROのカディオさんと遭遇。

と、言う訳でカディオさんを『いこい』に連れてゆくもちょうど閉店時間。
ちなみに『いこい』は11時開店の22時閉店。


そしてこのタイミングで、DJ片平さんが赤羽を経由するという情報をゲットし、即座に連絡。拉致に成功。


『いこい』が閉まってしまったので、俺の行きつけの立ち飲み屋『桜商店』へ。

『桜商店』は価格もリーズナブルで、24時間営業。そして『いこい』と同じくツマミがやたらと美味い。ここのポテトサラダは俺の大のお気に入り。

そして立ち飲み屋らしく、清算はキャッシュオン。
1杯目は片平兄貴がオゴってくれまして。兄貴、ご馳走様です。

しかしここで『男気(おとこぎ)ジャンケン』というイベントが発生。

男気ジャンケンとはジャンケンで"勝った"人間が支払い全額を持つという恐ろしいオトナの遊戯。
ここでは全員に1杯ずつオゴるという比較的ダメージ軽いルールで。

自分、余裕で勝ちました…全員に1杯ずつオゴりました…。
安い立ち飲み屋でよかった…。


イイ時間になってきたので、涼ちゃんと和彦は二軒目へ。

俺と片平さんは三宿のクラブ、Webへ。

カディオさんはここではないどこかへと消えてゆきました。


























三宿に着き、偶然avengers in sci-fiの太郎と遭遇。

太郎もWebへ行くとのコトで同行。

昨夜はDE KIT DEE JAY'Sという、フロンティアバックヤードのタガミさんや、ex.リディムのケーシ君がオーガナイズするDJイベント。

そして昨夜のゲストDJは我らがストレイテナーからホリエアツシ先輩。

入店早々、太郎にタガミさんを紹介され、若干テンパる。
スキャフルキング時代からのファンなので、さすがのあたくしも萎縮。


入店した時は圧巻のスペースの余裕があった店内も、時間が経つにつれほぼ満員状態に。

ホリエさんのかけたチャットモンチーの『風吹けば恋』で俺と太郎サイファイは激上がり。

ホリエさんもレギュラーDJもみんな格好良かったなあ。踊らされまくった。けしからん。


友達にも会えて嬉しかった。カメラマンのヤマテツ君。FedMUSICのあっくん。

そして長らくの疑問をホリエさんに訪ねてみた。
俺『ホリエさん、俺のコト嫌いすか?』
ホリエさん『ん〜…好きか嫌いかで言えば………好き』とホリエスマイルで言われた。
こりゃあ女子達は惚れるわ…。


Webは酒も美味しいのでお気に入りのハコ。
カクテルでもウイスキーロックでも、ちゃんとしたロックアイスをアイスピックでクラッシュして入れてくれる。ちょっとしたバー顔負けのクオリティ。
おかげさまで現在絶賛二日酔い…。


朝まで呑み倒し、踊り倒し、散歩がてら三宿から渋谷まで歩いて、電車で帰宅。




いやあしかし楽しい夜だった、大好きな酒もたらふく呑めたし、大好きな友人にもたくさん会えた。最高にイケてる音楽にもたくさん出会えた。

暗いニュース。嫌なニュース。底の見えない不況。政治家や電力会社への不信感。
正直、いまの日本は決して良い状態だとは言えないと思う。

だからって家に閉じこもって暗いニュースばかりを観ているのは勿体無い。

外に出れば友達も増える。美味しい食べ物、美味しい酒も溢れてる。カワイコちゃんもね。


だから俺は今夜も街に出る。今夜もクラブへ行き、今夜も友達と酒を呑む。
悪くない人生だ。


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