2012年1月31日火曜日

酒浸りの睦月

2012年が始まったと思ったらもう1月も終わりだ。
歳を重ねる程に時の流れが早く感じるとよく言われているが、これホント。
つい先日まで正月だと思ってたら明日から2月。光陰矢の如し。早過ぎやでしかし。

独りで酒を呷りながら仕事していた元日に始まり、1月はとにかく酒を呑んでいた記憶しか無い。
いやまあ年がら年中そんなもんだけど。


2012年の2日目はthe telephonesの変態ダンサー(たまにキーボード)のノブに誘われて呑み初め。
俺の大好きな高級焼肉店『安安』でビールと肉を胃袋に流し込みながら途切れる事の無い談笑。
途中からthe brixton academyの吉村も合流し、引き続きビールと肉を嚥下し続ける。
何故だか印象的だったのは、ノブがウインナーをいたく気に入ったらしく何度もウインナーをオーダーしていた。やっぱり変なヤツだ。ウインナー。
2件目へと流れる2人を見送り、後ろ髪を引かれながらも自宅に戻り仕事。俺ももっと呑みたかったなあ。


翌日3日は同じくthe telephonesのモヒカン(ex.アフロ)ドラマー・誠治の誕生日会が催されているとのコトで、差し迫った仕事があったが見て見ぬ振りを決め込み北浦和KYARAへ。
遅い時間に行ったのであまり居れなかったが、the telephonesのメンバー各位や元heのタケシ、ピエール中野君など仲良しの埼玉勢に会えたのも嬉しかった。否応無しに酒が進む。
誠治には弊社の家出鞄をプレゼント。気に入ってるかは知らん。使ってるかも知らん。
ノブと一緒に終電に乗り込むも、目眩がする程の猛烈な尿意に襲われ途中下車。終電なのに。
結局ノブと2人でタクシーで帰りました。ノブ付き合わせてごめんね…。高くついた放尿でした。誠治、誕生日おめでとう。


またある日はFREE THROW大新年会で下北沢Daisy Barへ。
フロアでゆらゆら踊ったり、楽屋で談笑したりと楽しいパーティー初めでした。
マイメンのavengers in sci-fi・太郎は観る度にDJが上手くなるなあ。
そしてthe brixton academy・ヨネのリア充伝説に軽い嫉妬と軽い殺意を覚える。


またある日はThe Mirrazの妖艶かつ大胆、そして時として繊細なセクシーベーシスト・ケイゾーと、J-ROCK界のミューズこと高山都と三軒茶屋のホルモン屋で少し遅めの新年会。
男女の垣根を越えた仲良し3人組だが、ライブハウスやフェス以外で呑むのは初めて。
グータンヌーボ(よく知らないけど)みたいだなあと思いながら集合。乾杯。
音楽業界屈指のオゲレツ野郎2人による、常人であれば耳を塞ぎたくなる程の下ネタにも全く動じないミヤは実に懐の深いオンナノコだ。知らない人の為に説明すると、高山都嬢は超カワイコちゃんです。あとやたら良い匂い。
後半ミヤが酔っ払いのオッサンよろしくテーブルに突っ伏して寝始めるも、ケイゾーとオゲレツ話に花を咲かし終電までひたすら呑み続ける。実に楽しい酒席でした。


またある日は2012年1発目のレギュラーFREE THROWで深夜の新宿MARZへ。
いつもの顔ぶれと、いつもの空気、やはりFREE THROWは落ち着くし安心する。居場所があるというのはとても素晴らしく、とても幸せな事だ。
この界隈では名の知れた亀井忠というチンピラの酷い泥酔具合に一同苦笑い。
初見のシャムキャッツのライブも良かった。メンバーもナイスガイばかりだったなあ。
オゴりオゴられ、タカりタカられながら朝まで呑み続ける。


またある日は凛として時雨のピエール中野君とウチの近所にある讃岐うどんの名店『すみた』へ。
ずっと行きたい店だったが『すみた童貞喪失は中野君と一緒に』と心に決めていたので、念願のすみた。(念の為に言っておくと、僕らはホモではありません。)
ちなみにこの店は関東で1番美味いうどん屋と言われる程の有名店。1月の寒空の下なのに、18時の開店前から店の前には数人の開店待ちの猛者が。
書き始めると長くなるため詳細は省きますが、ここのうどんは本気(マブ)で美味い。今まで食べきたうどんが輪ゴムかと思えるほど。
酒の肴にと頼んだおでんも心臓の弱い人が食ったら死ぬんじゃないかと思うぐらの絶品。ビールが進む。進むなんてもんじゃない。
赤羽というニッチな土地にあり、かつ赤羽駅から少し距離がある為、誰しもが気軽に行けるというワケでは無いと思いますが、赤羽まで足を運ぶ価値は確実にある噂に違わぬ名店でした。


またある日は北浦和では名の知れた、醍醐明生というやたら画数の多い名字を持った男と安安へ。
彼が北浦和KYARAで定期的に催している『限界破裂』というイベントのフライヤーのデザインをさせていただいた為、納品を兼ねての定例会。と称した呑み。醍醐と呑む時は必ず安安。俺達のサンクチュアリ。
醍醐とは何故かやたらとウマが合う。趣味も合う。そして俺のももクロ師匠。
そんな醍醐師匠のイベント『限界破裂 vol.4』は2月25日(土)@北浦和KYARAにて。彼のバンドへの愛、音楽への愛、北浦和への愛が詰まったイベントなので、お時間と興味の有る方は是非。俺が自身の秘めたる厨二バイブスを解放してデザインした渾身のフライヤーもお手に取っていただけると幸いです。


またある日は俺にとって親友以上の存在の2人、元チャットモンチーで現在は作家/作詩家の高橋久美子と、未だ謎に包まれた生態を持つカメラマン/建築家の干田正浩の共同展覧会『家と砂漠』のレセプションパーティーにお呼ばれし、経堂にあるこれまた不思議なバイブスを持った男、遊佐さんが営むカフェ&ギャラリー『芝生』へ。
そう言えば久美子にもマサにも会うのは昨夏の徳島ヒトノユメ展以来だから相当久し振りだな、と思いながら芝生の扉をくぐるも、顔を合わせればつい昨日会ったかの様に軽口を叩き合う。
展示は久美子の詩とマサの写真。チャットモンチーの歌詞ともヒトノユメでの詩ともまた違った雰囲気を纏った久美子の詩。彼女の裡にある有象無象がそのまま文字になったかの様な詩。
そして日本各地のみならず数十カ国を放浪しながら撮り溜めたマサの写真。無機質でありながらもどこか寂しげな東京の写真。現地の空気をパッキングしたかの様なアフリカ各地の写真。何処までも続くサハラ砂漠の写真。マサの写真は人懐っこさとクールな俯瞰視点が同居した不思議な空気感を持っている。呑み仲間であり、リスペクトする写真家。
レセプション終了後も、芝生に居座り遊佐さんも交え軽く呑む…つもりが日本酒まで出て来てすっかり泥酔。千鳥足で帰路につく。
2人の写真詩集に収録されている久美子の短編小説『吉祥島スワンズ』は個人的にも思い入れの強い作品。
写真詩集『家と砂漠』は通販でも購入可能なので、興味お有りの方は是非。


またある日は高校時代からの親友と、男達の聖地こと五反田で呑む。
気心が知れに知れた友人と呑む酒はことさら美味い。友人宅で軽く呑んだあとは焼鳥屋に繰り出し本能の赴くままに呑み食い。店員の若いコが可愛かった。
彼との会話の内容はこれまた人様にお聞かせしたら確実に眉を顰められるような下品極まり無い猥談。
またしても終電逃し、池袋からタクシーで帰宅。今年は終電に注意しようと心に固く誓う。


またある日はFREE THROWスタッフの双子姉妹と文京区白山にあるパスタ屋『こむぎこ』で女子会。
ワインをスイスイ呑みながら女子トークに花を咲かせる。
こむぎこはパスタ野郎の俺を唸らせるほどの絶品パスタを出してくれるので、白山を訪れた際は是非来訪をお勧めします。ただし開店直後以降は行列を覚悟で。


またある日はthe brixton academy主催のパーティー。渋谷WOMBへ。
15時オープンスタートという長丁場のパーティーにも関わらずお客さんは踊りっぱなし。
楽屋でシャンパンをチェイサーに、ウイスキーをチビリチビリと呑みながらフロアを睥睨する。
この日はthe brixton academyが突然の活動休止、いや解散宣言。寝耳にウォーターは知らせに些か驚いたが、パーティー野郎の彼らの事だからきっとすぐに新しいアクションを起こしてくれるだろう。
そして個人的なピークは最後の最後にヒラケン兄貴がかけたももクロの名曲『走れ』。
まさかWOMBでももクロが聴けるとは思わなかったぜ…。


そして昨夜。仕事の気分転換にと経堂へ。『家と砂漠』展に再訪。
が、到着して2分後にマサに『呑み行きましょうよ』とおもむろに拉致られる。
かくしてマサ&建築家チーム2名と良い感じの居酒屋へ。野郎4人で阿呆な話を肴に阿呆の様に呑む。
途中からヒトシゴト終えた我らが久美子先生も合流。建築チームは何やら小難しい話で盛り上がっていたので、久し振りに久美子と語らう。三十路を控えた久美子に三十路を越えてからの健康事情が如何に切実かを説く。
もう1軒行くぞと息巻く4人に別れを告げ帰宅。朝方まで仕事に勤しむ。寝る前に缶チューハイをプシュッと。


蛇足ですが、上述の全ての文節の最後に『翌日は二日酔いで苦しむ。』を付け足して下さい。


またやたら長いブログになってしまった。
いつになったらコンスタントなペースで適度な長さの文章が書ける様になるのだろうか。

ちなみに上述の日以外も毎晩1人で気絶するまで呑んでました。

酒と女のケツは季節や時間を問わず、いつでも限り無く愛しいものだ。


相変わらずの駄文にお付き合いいただきありがとうございました。さて今夜は誰と何を呑もうか。